【コラム】配線が乱雑にならないオフィス環境の構築方法

栃木県宇都宮市と栃木県北地域の事業者様に『オフィスづくり』のサポートさせていただいている【栃木オフィスづくり.com】です。

今回は、オフィスの配線が乱雑になることを避けるための方法をお伝えしたいと思います。

配線の乱れはオフィスの乱れ

オフィスが書類や箱などで乱雑になっていると、さまざまなリスクが発生します。

  • 必要な情報のありかが分からず、時間をロスする
  • 落下物や置物へのつまずきなどによる、ケガや破損の危険性
  • 漏電による出火の可能性
  • 火災や地震などの災害の際に、避難経路を妨げる

このように、オフィスが乱雑だと、単に見た目が悪く企業のイメージダウンにつながるというだけでなく、業務効率上も、防災上も非常に問題であるといえるのです。

最近では、OA化によって増えたパソコン用の充電ケーブルやLANケーブル、電話線などが、乱雑に配線されているオフィスが目立つようになってきました。俗にいわれる電源の「タコ足配線」も多いようです。

現在、漏電による火災は、電線の被覆がはがれて発生するケースがほとんどですが、パソコン用充電ケーブルやLANケーブルも、漏電の原因となる可能性があります。

というのも、ケーブル類がまとめられずに無秩序に張り巡らされていると、ケーブルを踏んでしまったり、足にひっかかって転んだり、机やイスでケーブルを圧迫してしまうこともあります。そうなるとケーブルが破損し、データが消失してしまうことがあります。

さらに周辺にたまったホコリに引火することで、事故につながる可能性があるからです。従業員が感電する危険性もあります。

ケーブルが乱雑になっている場合は、早急に対策を講じたほうがよいでしょう。

無線LANの導入

電源や電話線(固定電話用)はカバーできませんが、LANケーブルを省くには、無線LANを導入することで解決できます。

最近はパソコンはもちろん、プリンタや複合機(プリンタ、コピー機、スキャナ)も無線LANに対応していますので、オフィスの乱雑さを解決すると同時に、レイアウトの自由化もかなりの程度まで実現できます。

ただ、無線LANの問題点も理解しておく必要があります。

  • すべてのパソコンの設定を行う必要がある
  • 有線LANに比べて安定性が低い
    (速度は、有線LANほど安定していません。急な速度低下が起きることがあります)
  • 電波の範囲と干渉に注意する
    (無線規格によっては、電子レンジなどの電波と干渉して不安定化します。大きなフロアだと複数の無線LAN環境が必要になる場合があります)
  • Wi-Fiルータのセキュリティ
    (Wi-Fiルータのパスワードが部外者に「盗み見」される危険性があります)

詳しくは「無線LAN導入の前に」にまとめてありますので、参照してください。

OAフロア工事のおすすめ

安定した有線LAN環境を維持し、さらに電源ケーブルや電話線を含めてオフィス内をスッキリさせるには、「OAフロア工事」による解決がおすすめです。

OAフロアとは、床下を二重構造にし、3cm〜10cmのすき間に各種ケーブル類を収納しているものです。「フリーアクセスフロア」と呼ばれることもあります。

ケーブル類が床の上に出ていないため、以下の利点があります。

  • オフィス内が非常にスッキリする
  • レイアウトの変更がしやすく、掃除も容易
  • 従業員がつまずいて負傷したり、大切なデータが消失することがない
  • 業務が効率的になる
  • ケーブルの長さでオフィスレイアウトが制約されることがない
  • カーペットをめくるだけでケーブルにアクセスできる

ただ、以下の問題点、課題もあります。

  • 床の工事に費用がかかる
  • 床の下地が痛んでいる場合には工事を行う必要がある
  • 床の高さが上がるため、入口に段差が発生する
    (スロープを設置するのがふつうだが、高さによってはスロープが長くなる)
  • タイプによっては、床にガタツキが出ることがある
  • 天井が低くなる
    (書類棚などの調整が必要になるケースがある。スプリンクラーが設置されたフロアでは要注意=消防法の規定)

何より、工事の際には、机、イス、書類棚、パソコンなどの什器をいったんすべて移動させなければなりません。事前に、工事中に仕事を行う代替スペースを確保しておかなければ、事業継続がままなりません。

OAフロアの種類

一口にOAフロアといっても、使用する部材によって複数の種類があります。

・樹脂の置き敷きタイプ
現在の床に専用のシートを敷き、その上にパネルを敷き詰め(固定しない)、その中に配線を通します。さらにその上に、カーペットを敷きます。

このタイプは、工事が比較的短期間ですみ、コストも割安なことが利点です。配線を変更する場合でも、カーペットをはがすだけで簡単にできます。

半面、先に述べたように、床面が痛んでいると工事が必要になりますし、カーペット上に重いものを載せられないという弱点があります。また、高さ調節ができないため、傾斜のあるフロアでは利用できません。

・溝配線の置き敷きタイプ
こちらは溝が付いているコンクリート素材を置き敷くものです。

樹脂製のものと似ていますが、より多くのケーブルを通すことができるタイプです。素材がしっかりしているため、従業員もフロア上を歩きやすく、配線の変更も容易です。半面、樹脂製のものよりもコストがかかります。こちらも、傾斜のあるフロアでは利用できません。

・レベル調整(支持調整)タイプ
高さ調節が可能な支柱の上に、金属製のパネルを乗せる工事法です。配線の量に合わせて、床の高さを調整できるのが最大のメリットです。一般的に、配線の量が多ければ床は高くなりますが、大量の配線が伴うデータセンターでも使える方法です。

安定した床面をつくることができるので、重いものを置くことも簡単ですし、耐火性や防音性にすぐれたパネルもあります。一方、パネルが重たいため、床が痛んでいると採用できません。また、工事期間が長く、コストも割高となります。

タイルカーペットを選ぶ

OAフロアでは、上面に貼るタイルカーペットを選択することができます。カラーや文様、貼り方なども、さまざまに選べます。最近では、ボンドを使用しないタイプが増えており、めくってケーブルにアクセスしたり、再設置することがが簡単になっています。

カーペットの色や文様を変えることで、従業員やお客様に、機能の異なるスペース(喫煙可能エリアなど)を明示することができます。また、木材柄など癒やし系のカーペットにすることで、従業員のストレス軽減につながる効果も期待できます。

材質も、吸着するものや、洗浄できるもの、防音性にすぐれたもの、静電気を抑えて機器への悪影響を防ぐもの、液体をこぼした際の拭き取りが簡単なものなど、さまざまに用意されています。

また、カーペットは汚損した部分だけ交換することができます。この場合、広範囲を交換する場合を除いて、机などを移動せずに交換が可能です。

工事前に、業者からタイルのカタログやサンプルを取り寄せることもできますので、必要性と環境に応じて選ぶとよいでしょう。もし、すでに導入したオフィスなどを訪問できる機会があるのなら、オフィス内を歩く際の感覚や「音」などを確認することをおすすめします。

OAフロアの工事

多くの中小企業では、OAフロアを導入するには、現状の床を工事することになります。傾斜のあるフロアで工事を行うと問題が起きやすいので、レーザー水準器などで確認します。

OAフロアの内部のケーブル配置も、工夫します。電源コードとLANケーブルなどを密着させると、配線が異常な熱を持って火災の原因になったり、ノイズが発生してデータの送受信において誤作動が起こる可能性があります。

これらは経済産業省令(電気設備に関する技術基準を定める省令)によって、ケーブル間に一定以上の距離を保つことが定められています。ケーブルの種類(弱電など)によりますが、規定では10cm〜30cm以上、ケーブル同士を離されなければなりません。

内部のパネルの劣化は、一般的には、紫外線や熱などの影響によって発生します。ただ、OAフロアは日光などにさらされる劣悪な環境下にありませんし、気密性も高くなっています。このため、パネルメーカーによれば、耐久年数は10年以上というのが一般的です。とはいえ、劣化や不具合には注意を払い、定期的な高さ調整や、パネルの入替えなどのメンテナンスを行うことが重要です。とくに、樹脂の置き敷きタイプでは、経年とともにガタツキが発生する場合があるからです。

また、OAフロア工事と併せて、机やイスを軽量で頑丈なものに交換すると、工事後のカーペット面を安定させる上で有効です。とくに、重量物に弱い樹脂の置き敷きタイプの工事を行う場合は、検討するとよいでしょう。重量物を設置する場合には、OAフロアの一部だけに重量がかからないよう、調整することが大切です。

施工業者によっては、床用コンセントや床用LANケーブルポートなどのフロアダクト、補強脚などのオプション・サービスがあります。ケーブル用の床下空間を、床吹出空調に利用するシステムもあります。必要に応じて、考えてみてください。

【栃木オフィス作り.com】は、栃木県宇都宮市と栃木県北地域での”オフィスづくり”をサポートさせていただきます。ぜひ一度、OAフロアの導入について、ご相談いただけると幸いです。上記の注意点についても、丁寧にご説明させていただきます。

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