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電気代が高止まりしています。以前なら新電力会社に切り替えることでいくらかの節約になりましたが、最近では廃業、もしくは新規受付を停止する新電力もあります。電気代の節約は、オフィスの「至上命題」ともなっています。

オフィスの電気代節約には、夏・冬ならエアコン使用法の見直しが第一に考えられます。業務用のエアコンを使用しているなら、電気代はとくに高くなりがちですからなおさらです。ある調査によると、オフィスの電気代の半分近くは空調機器が占めています。

節約方法として手軽なのは、設定温度を１度変更することです。夏なら温度を上げ、冬なら下げます。また、夏場は窓にカーテンを取り付けることで直射日光をさえぎったり、冬はカーテンを開けて日光を取り入れることでエアコンの稼働を抑えることができます。

また、必ず行いたいのは、フィルターなどエアコンの掃除です。内部にほこりがたまると効果が低下し、電力消費量が上昇してしまいます。フィルターの掃除は簡単ですが、分解を伴う内部の掃除はプロに任せるのが無難です。

オフィスで二番目に電力を消費するのは、照明機器です。こまめな消灯は最低限のことですが、電力を消費しないLEDに切り替えましょう。また、室内が暗くならない範囲で、照明を取り外している事業所も多くあります。

また、使用していないパソコンは電源を落とすかスリープモードにします。パソコンは起動・終了時に電力を消費します。おおむね、90分以上使用する予定がないなら電力を切り、それ以下ならスリープモードを使います。

ただし、スリープと復帰を繰り返すと、パソコンの挙動がおかしくなることがあります。そのような場合は、再起動するしかありません。

さらに節電に心がけるとすれば、家電使用法の見直しや買い替えが考えられます。最新の家電製品は、従来機に比べて消費電力量が小さいのが一般的です。家電別に、買い替えを検討してみましょう。

もし会議室にテレビが設置されているなら、それも対象にします。テレビの電力消費量の低減スピードも急速だからです。使用法としては、つけっ放しにすることをやめて節電に心がけます。画面の明るさを調整することも有益です。明るさは、画面をこまめに掃除することでいくらかは改善します。

オフィスの冷蔵庫も、設定温度を上げることなどが節電につながります。このほか、冷蔵庫内にものを詰め込みすぎないこと、開閉時間を短くするよう心がけること、冷蔵庫と壁の間を開けることも有効です。

最後に、トイレの照明を人感センサー式に切り替えて、つけっ放しになることを防いだり、便座の設定温度を低くすることなどの工夫もあり得ます。

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