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オフィスのネットワーク環境を整備するため、LANケーブルを敷設することがあるでしょう。無線LAN環境であれば基本的に敷設は不要ですが、ネットワークの安定性と速度を求めるなら、LANケーブルを取り回すことが必須です。

LANケーブルは、経年劣化によって断線や損傷する危険性が高まります。これを防ぐのが、ケーブルが露出しないようにする「ケーブルプロテクター」（ケーブルカバー）です。

ケーブルプロテクターの効果は、ケーブルが物理的に損傷しないように保護するだけでなく、電気的なトラブルから防ぐこともあります。併せて、ケーブルの混線を防ぎ整理する効果もあります。実際的には、この最後の目的のために導入されることが多くあります。

ケーブルプロテクターには、複数の種類があります。

屋外用プロテクター
何らかの事情で屋外にケーブルをはわせる必要性が生じた場合に使います。厚く丈夫なゴムまたはプラスチックでつくられていることが大部分です。

フロア向けのプロテクター
床にはわせたケーブルを保護することが主目的です。人が頻繁に歩く場所で使われるため、利用者がつまづいて転倒しないよう高さは抑えられ、両側に反りのあるゴムストリップで滑りにくくできています。防水性を含め、耐久性に優れた素材でつくられています。

ケーブルマット
幅広のケーブルマットです。２本以上のケーブルをおおうこともできるので、配線が複数あるケースで有効です。

そのほか、工事現場など難所で使われるプロテクターもあります。

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