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コロナ禍を機に、Web会議（オンライン会議）を導入する企業が増えています。同一事業所に所属する従業員間だけでなく、取引先との打ち合わせ、さらにオープンなセミナーなどでもオンライン形式での開催が増加しています。

ただ、オンライン会議ではオフィス内の雑音が相手に聞こえてしまったり、周囲の視線や音が気になって集中できなることがあります。家庭から会議に参加する従業員にとっては、家族の起こす生活音が漏れることは避けたいところでしょう。

オンライン会議を頻繁に行うオフィスでは、ぜひ、「集中ブース」を設置するようにしましょう。集中ブースは、壁などで仕切ることで雑音をシャットアウトし、仕事に集中するための場所です。

一口に「集中ブース」といってもさまざまです。電話ボックスのような完全個室式だけでなく、周囲の音も少し聞こえる半個室タイプもあります。オンライン会議だけでなく、機密性の高い商談などにも使えるよう、複数座席を備えたスペースも、必要に応じて用意されていると便利です。

最後に「集中ブース」のメリットを整理しておきましょう。
・会議室を用意せずにオンライン会議に参加できる
・周囲の視線や音を気にせず業務や会議ができる
・情報漏れの危険性を低減できる
・感染症対策にも有効である

「集中ブース」の形態はさまざまです。

完全個室型
電話ボックスのような個室型で、しゃ音・吸音措置を施したものです。完全なプライベート空間をつくるため、業務に集中したい場合や秘匿性の高いオンライン会議を行うのに適しています。必要性に応じて複数人対応のスペースをつくることもあるでしょうが、コストは高くなります。

半個室型
密室ではありませんが、吸音パネルを設置するなどで騒音が侵入するのを防ぐタイプです。完全密閉ではないためコストが安くなるので、一般的な利用ならこれがおすすめです。

開放型
ふつうの執務デスクの周囲にパーテーションなどで間仕切りをしただけのものです。従業員の必要性に応じて増減したり、しゃ音の性能を調整できます。レイアウト変更の自由度が高いため、一時的な利用に適しています。特別の工事が要らないため、当然、コストももっとも安くなリます。

上記、大きく３つのタイプに分かれる「集中ブース」ですが、従業員の執務上の必要性に応じてどれを選ぶか検討しましょう。完全個室型、半個室型を共存するように設置することもあり得ます。

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