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ホワイトボードはオフィスの常備品です。従業員の連絡用、スケジュール確認用など用途はさまざまです。ただ，長期に使用していると、文字が消えにくくなったり、表面が痛むなどの問題が起きてきます。これらの悩みは、適切な方法で解決できます。

まず、文字が消えにくくなるメカニズムを理解しておきましょう。これは、ボード表面にホコリや油が付着し、それがマーカーのインクとゆ着することで発生します。

文字を消さずに長時間放置しても発生します。これは、マーカーに含まれる剥離剤が次第に蒸発することで起きます。書いたまま放置することは避けましょう。このほか、黒板消し（イレーザー）の汚れがボード側に移ってしまうことが原因の場合もあります。

次に、文字が消えなくなったホワイトボードへの対策について解説します。

「消えない」ボードへの対策法
まず、布で拭き取ることです。布は水を含ませた上で固くしぼり、ボード上を拭きます。水が滴るような拭き方や、洗剤を使った方法ではいけません。その後、乾いた布で水分を取ります。洗剤を使うと、界面活性剤などの成分がボード表面に残り、新たな汚れの原因となります。また、ボード表面を溶かす成分が含まれている場合もありますので注意しましょう。

洗剤は厳禁ですが、「無水エタノール」で拭くのはOKです。「無水エタノール」はアルコールなので蒸発します。このため、乾いた布での２度拭きは必要ありません。ただし、使用時は手袋をし、窓を開け十分な換気をした状態で行いましょう。

加えて、使用的に書かれた文字をすぐ消すことは避け、マーカーが乾燥してから消すようにします。こうすると、消した部分に黒い汚れが残りにくくなります。マーカーの不使用時はキャップをしっかりと締め、横置きで保管するのもコツです。

イレーザーは消す面が交換できるか、洗えるものを選びましょう。なるべく、汚れていないイレーザーで文字を消すことが、ボードを汚さないためには大切です。

「ホワイトボードシート」を使う
上記の方法で改善が見られないならば、「ホワイトボードシート」を使います。ホワイトボードシートとは、ホワイトボード上に補修用として貼り付けるもので、ボードと同じように使えます。ボード上でなくても使えますが、ここではボード上に好きなサイズに切って貼り付けることを想定します。

ホワイトボードシートは、1000円台から購入できます。貼り付ける際には、間に空気が入らないよう、慎重に作業します。空気を抜こうと何度もこすると、シート表面が傷んでしまいます。また、折れないように注意します。

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