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オフィスの冷房が効きすぎると、従業員の体調に悪影響を与えかねません。全体の設定温度が適切であっても、排気口の近くで執務する従業員には寒く感じることがあり、逆に排気口から遠いと冷房の効果を感じにくいことがあります。

このような現象を「温度ムラ」といいます。これを解決するには、いくつかの方法があります。

オフィスが比較的狭いのであれば、サーキュレーターで十分です。ただし、設置場所は専門家の意見を聞いて慎重に決めましょう。

これに対して、設置場所を考える必要がなく電気代もかからないが、ハイブリッドファンです。ハイブリッドファンはエアコン排気口に重ねて取り付けます。ファンはエアコンの風で回転するため、電気代もかかりません。

ハイブリッドファンを取り付けると、エアコンから直撃当たる風がやわらぎます。これによって部屋全体の温度ムラが小さくなり、従業員の執務環境が改善され、オフィス全体の冷房効率が上昇します。これは電気代の節約や炭酸ガス排出量の削減にもつながります。

また、ハイブリッドファンによってオフィス内での空気の滞留が少なくなります。これは、新型コロナウイルスなど感染症対策としても有効です。小さな飛沫を介した「エアロゾル感染」を、空気の循環を促すことで防ぐことができるからです。

電気代が上昇するなか、暑い日が続いています。ハイブリッドファンで冷房効率を上げることに努めましょう。

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