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オフィスにOA機器が増加するなか、必要な電源コンセントの数が増えています。近年では、スマートフォンやタブレットなど、充電を要する小型IT（情報技術）機器も普及しています。

しかしながら、古い物件では備えている電源コンセントの数が少ないことがしばしばです。延長コードを使ってコンセントを増やすことは可能ですが、限界があります。

このようなときには、コンセントの増設がおすすめです。ただこれは正確な知識の下、しっかりとした手順による工事でないと事故を起こしかねません。電気工事士２種の資格を有する、電気工事業者などのプロに任せることが確実です。

電源コンセントを増やすには、天井裏などにある電線分岐点（ジョイントボックス）からの配線を増やします。物件によっては、配線距離や位置に制約が生じますが、配線を外部に露出させる「露出配線」は避けましょう。また、エアコンなどの専用回路をつくるなら、新しいブレーカーを分電盤に増やします。

重要なことは、許容電流を増やさない限り、電源コンセントを増やしても機器の使用には限界があることです。これを解決しないと、ブレーカーが落ちてしまいます。

まず、現在の契約アンペア数を確認します。これは、電力会社からの「使用量のお知らせ」の「契約容量」で確認できます。契約アンペア数の変更は、各電力会社に申し込むだけです。連絡を受けた電力会社は、ブレーカー周りの電気工事を行います。

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