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オフィス用、公衆用を問わず、トイレは和式から洋式へと変更し、併せて女性用の個室を増やすことが流れとなっています。
洋式トイレの利点はどのようなものでしょうか。まず、洋式は利用者のひざへの負担が小さいため、高齢者や妊婦が利用しやすいことです。
また、洋式トイレは節水という利点があります。和式トイレは1回あたり13リットルもの水を使用します。これに対して、最新の洋式トイレの水使用量は5リットル以下、おおむね4.8リットル程度です。
もし、従業員4人のオフィスなら、1日あたりで140リットル以上、2リットルのペットボトル70本分の節約になります。節水はいうまでもなく水道料金の低減につながります。数年間使えば、リフォームの費用を回収することができる計算です。
なお、男性用小便器でも最新の自動洗浄式製品では2.5リットル程度で、旧製品よりも約3割も節水になります。
また、洋式トイレのフタを閉めて水を流すなどの使用習慣を改善することで、温暖化ガスの排出縮小にもつながります。これは、水の蒸発を防ぐことで浄水に必要な電気量が減り、炭酸ガスの排出量が減るという仕組みです。便座が温まるトイレであれば、フタを閉めることで便座が冷えにくくなり、使用電気量が減ります。これまた、フタがない和式よりも「環境にやさしい」ものとなっているわけです。
和式から洋式トイレへのリフォームは、最短一日で工事が可能です。トイレと併せて床の工事を行う際はやや余裕が必要ですが、会社の夏休みなどに行うことも可能です。
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