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真夏の到来です。近年、熱中症の危険性が強調されるようになり、従業員の水分摂取などに気を配っていることでしょう。併せて、オフィス環境にも気をつけたいところです。

その一つが、LANケーブルの劣化です。直射日光がLANケーブルに当たっている状態は、望ましいものではありません。空調で室内温度が下がっていれば幾分緩和されますが、休日はこの限りではありません。特に、南側や西側の窓際や、ガラス張りの部屋では要注意です。

LANケーブルに直射日光が当たり続けると、赤外線と紫外線でケーブル素材は著しく劣化します。表面が剥がれて芯がむき出しになったり、腐食したり、内部の電線が熱を帯びて抵抗値が変化してしまいます。

こうなると、正常な通信ができずに通信が途切れ、データの損失などが起きてしまいます。パソコンやプリンタなど、LANケーブルに接続された機器は増加傾向ですので、このような事態は絶対に避けたいところです。無線LAN環境が主体であっても、オフィスに引き込まれたインターネット回線やモデム、ルーターまでは有線接続されていますので、直射日光を避けるべき点では変わりません。

これを防ぐには、ケーブルカバーを設置することがベターです。場所によっては、皮膜が二重になっている屋外用LANケーブルを導入する選択肢もありえます。LANケーブルの劣化がすで確認できるようでしたら、ケーブルの更新をご検討ください。

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