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ロッカーを設置しているオフィスは多いと思います。とくに、フリーアドレス式のオフィスの場合は、従業員の私物を収納するロッカーは必須です。

ロッカーを選ぶには、オフィスデザインにマッチしているかどうかは重要なポイントです。併せて、カギの種類も重要です。ロッカーのカギの種類は非常に多く、機能も異なるからです。以下から、オフィスに適したものを選びましょう。

シリンダー式
もっとも一般的なカギの方式なので、安価です。合鍵の作成も容易ですが、半面、ピッキングという技術で開けることができるため防犯性は低くなります。カギを持っていれば第三者でも開けられるため、合鍵の管理をしっかりと行う必要性もあります。この管理業務は面倒です。

ダイヤル錠
３〜４桁の番号を組み合わせて開ける方式です。製品によっては、番号を任意に設定できるものもあります。番号を忘れると開けられないため安全性は高くなりますが、忘れてしまうとマスターキーが必要になります。スポーツセンターなど不特定多数の人が利用する施設での採用に適しています。コストはやや割高です。

内筒交換錠
一見するとシリンダー式と大差ないように思えますが、カギをなくすとシリンダー部をすべて交換しなければならないタイプです。合鍵も存在しません。安全性は非常に高くなりますし、コストは割高になります。

コイン錠
カギとコインを組み合わせた方式です。カギを差しても、コインを投入しないと施錠または解錠できません。スパー銭湯など、不特定多数が利用する場所で、カギ付きリストバンドと併用されることが通常です。コストは高くなりますが、カギの紛失リスクは低くなります。

自前カギ
南京錠が中心ですが、利用者自身がカギを用意し、管理します。オフィス側にとっては安価ですが、安全性は低くなります。

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